【レースデビューへの道】            ①モータースポーツライセンスとは

ここではモータースポーツを楽しんでいる方はもちろん、興味があって始めてみたい方や
久しぶりに復帰したい方へ、モータースポーツにまつわる耳寄りなトピックスをご紹介いたします。

 前回までのブログでは、主にレースに必要な装備品にまつわるトピックスをご紹介しました。
今回のブログではJAF公認の四輪自動車レースに初めて参加する方や、興味があって始めてみたい方に向けて、必要なモータースポーツライセンスについてご紹介します。

 

モータースポーツライセンスの種類について

 四輪自動車競技に関するモータースポーツライセンスは全部で9種類あります。(2021年10月現在)
 そしてライセンスは大きく分けて「国内」と「国際」の2つに分類されており、種類によって出場できるレースが変わります。

国際

スーパーライセンス

FIAが発給する最上級グレードのライセンスです。F1の出場に必要なライセンスとなります。

Aライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたレースに出場することができます。F1出場に必要なスーパーライセンスを取得するためにも所持する必要があります。

Bライセンス

WEC(FIA世界耐久選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)やスーパーフォーミュラ、スーパーGTなどに出るために最低必要なライセンス。

Cライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたトラック選手権やオートクロス、ラリークロスなどに出場することができます。

Rライセンス

FIA国際スポーツカレンダーに登録されたラリーやヒルクライム、クロスカントリーラリーなどに出場できます。

ドラッグライセンス

国際のドラッグレースに出るためのライセンス。乗車できる車両のタイプに応じて5種類のライセンスが発給されます。

ソーラーカーライセンス

国際格式で開催されるソーラーカーレースに出場するためのライセンスです。

国内

Aライセンス

JAF公認競技のレースに参加・出場できます。スーパーフォーミュラやスーパーGTなどに参加するためには、より上級のライセンス(国際ライセンスB以上)が必要です。

Bライセンス

JAF公認競技のラリーやスピード競技に参加・出場できます。JAF公認レースに参加するには国内Aライセンスが必要です。

参考資料:JAF MOTOR SPORTS ライセンス取得 / 更新・申請書

 

 これらのライセンスにはグレードがあり、まずは「国内Bライセンス」または「国内Aライセンス」を取得し、実績を積むことで上級のライセンスが得られる仕組みになっています。
※ソーラーカーライセンスについては「国内Aライセンス」を未取得でも、満16歳以上でJAF認定の国際ソーラーカーライセンス講習会を受講して筆記試験に合格すれば申請することができます。

 今回はモータースポーツライセンスの種類についてご紹介しました。
ご自身が出場したいレースに必要なライセンスが分かれば、目標を持ってレースに参加ができるのではないでしょうか。
 初めてレースに参加する方は、まず「国内ライセンス」を取得することになります。次回は「国内ライセンスB」と「国内ライセンスA」の取得方法についてご紹介したいと思います!

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